缶の用途いろいろ

江東堂の缶づくりのポイント

地球にも人にもやさしい、昔ながらのお茶缶 江東堂のお茶缶のポイント

江東堂の缶は、日本の伝統的な茶缶のスタイルです。
日本は湿度の高い国なので、デリケートな茶葉を湿気から守るために、上蓋と胴の重なりの深さ(長さ)と、中蓋の二重構造で、気密性を確保する缶の作りになっています。
日本の風土に適した深蓋の作りやスチールの中蓋等、古来からの缶の作りの良い所はそのままに、製造工程に一部マシンメイドを組み合させることで、ハンドメイドだけでは不可能な安全面に配慮したお茶缶を作っています。
今もなお、ほとんどの作業工程を一つ一つハンドメイドで作り続けるAll Made in JAPANのお茶缶です。
職人の手で一缶一缶微調整された、心地よい開閉感をご体感下さい。

Hand Made Point 1外蓋と胴の境目は、膨らみのないフラットスタイル

外蓋と胴の境目はフラットスタイル

江東堂の缶の、外蓋と胴の境目は、互いにフラット(面一)です。この膨らみのない面一のプロポーションは、手づくりならではの物です。
ここは缶を開閉する際に、手の擦れによる摩擦が一番かかる場所です。ここがフラットなので、和紙缶にした際に、手の擦れによる摩擦を最小限に抑えられるため、和紙をきれいな状態でより長くお使い頂ける長所でもあります。
もちろん余計な膨らみが無いスマートなスタイルなので、見た目が美しいのは言うまでもありません。

Hand Made Point 2一瞬で出来る柄合わせ(クリックスタイル)

一瞬で出来る柄合わせ

外蓋と胴体の柄を、あっという間に揃えることが出来ます。
〝カチッ〟と音がするまで蓋を反時計回りに回してください。
外蓋と胴体の柄を、一瞬で柄あわせすることが出来ます。
一度味わうとくせになる快適さです。

Hand Made Point 3気密性の高いスチールの中蓋と、快適な使い心地

気密性の高いスチールの中蓋と、快適な使い心地

江東堂の缶は、プラスチック製ではなく、スチール製の中蓋を使用しています。
プラスチックの中蓋は、安価で作る手間がかからないという利点がありますが、光と匂いを通し、また中蓋自体が臭います。プラスチックは、気温や湿度により伸縮するという特性もあります。
より高い遮光性・遮臭性と通年変わらぬ使い心地と気密性を保てるよう、昔ながらのスチールの中蓋を使用しています。
また傷の付きにくい加工、持ちやすいつまみの形状、高級感のある金色の中蓋は、缶にジャストフィットするよう、職人の手で一つ一つ微調整されています。
缶本体も、各工程ごとに職人が微調整を繰り返し、高気密で、よりよい使い心地になるよう仕上げています。

Hand Made & Machine Made Point 1胴と蓋の切り口は内側にカール

胴と蓋の切り口は内側にカール

お使いいただく方の安全を第一に考え、他のほとんどの手作りのメーカーの缶とは異なり、蓋と本体の端のブリキを切りっぱなしにせず、内カール処理をしています。
缶の板端で怪我をすること無いように一つ一つ加工しています。

Hand Made & Machine Made Point 2無鉛、安心安全

無鉛、安心安全

昔ながらの手作り缶は、缶の接合がすべて有鉛はんだでした。
現在では、無鉛はんだも存在しますが、外見で有鉛無鉛を判断することは不可能です。
江東堂では、お客様に100%の安全・安心を約束するため、はんだの使用をやめ、絶対に鉛が使用されることのない電気溶接に変更しました。
全ての素材に食品衛生法適合の鋼と、無鉛塗料を使用するなど、当たり前の安全と安心をお届けしています。

スチール缶(ブリキ缶)のメリット

保つ、防ぐ
気密性があり、遮光性、遮臭性、遮湿性にすぐれているので、環境にデリケートな茶葉をはじめ、乾燥したものの保存に適しています。
海苔・煎餅・小麦粉・パスタ・スパイス・フィルム等、身近な乾燥品の保存用にもお勧めです。
特に江東堂の缶は、スチール製の中蓋と深い外蓋の二重蓋の為、気密性がより高くなっています。
守る
スチール缶は、衝撃吸収力が高く、落としたとしても、ガラスやプラスチックのように割れることはなく安全です。
また、たとえ缶が凹んだとしても、缶自身が衝撃を吸収し、内容物を守ります。
エコ
スチール缶は地球上で最もリサイクルされている素材です。実際に日本では93.1%(2021年)が回収され世界の中でもリサイクル率はトップです。回収されたスチールは、再商品化の為の税金の使用や消費者の負担もなく、100%再商品化されている地球にも人にもやさしい素材です。

お手入れ方法・ご使用上の注意

  • ご使用前や汚れ等が気になる際は、ブリキ面を硬く絞った布等で水拭き、もしくは手指消毒用のアルコール除菌液を噴射または塗布後、必ず乾拭きし、水滴が残らないよう、完全に乾かしてからご使用いただくことをお勧めします。
  • 水滴が残った状態や水に触れた状態でご使用いただくと、錆が発生する恐れがあります。
  • 経年劣化等で錆が発生した場合は、ご使用を中止していただくことをお勧めします。
  • 錆びた状態の缶をそのまま放置すると、接触するほかの面に錆が移る場合がございますのでご注意ください。(一例:錆びた缶が長期間ステンレスのキッチン台に放置されると、錆がステンレス台に移る場合がございます。)
  • 液体・気体・ジェル状の物を缶に入れないでください。
  • 食器洗い機、電子レンジではご使用にならないでください。
  • 小児の手の届かないところに保管してください。
  • 缶を冷蔵庫に入れてご使用になると、より良い状態で茶葉等を保存できます。但し缶を冷蔵庫から出し入れした際の温度差で生じる水滴で、錆が発生する場合がございますので、ご注意ください。
  • 落下や不適切なご使用方法は、商品にダメージを与えます。適切にお取り扱いください。